活動紹介

現在の活動について


主な活動は札幌市を中心とした

飼育放棄されたうさぎさんの保護と、施設での保護うさぎさんのお世話や里親探しです。


広い家ではないので、全てのうさぎさんが

100%満足のいく環境とはいきませんが、私たちは愛情をもって接しています。

毎日朝・夕2回のごはんに加え、

部屋・トイレ掃除を定期的に行っています。


命はみな、平等です。

そして、どのうさぎさんにも幸せになる権利があります。


活動のきっかけ

私が初めて家族として迎え入れたうさぎさんが牛柄模様の【こうし】でした。

ある日突然、知人を通してうさぎさんを保護してもらえないかと相談が入ります。

こうしは某ホームセンターで販売されていましたが、売れ残っていました。

当時すでに保護猫活動をしていた私に入ってきた、まさかの【うさぎさんの保護】


うさぎさんを飼育したことがない私に、保護なんかできるわけがない・・・

しかし、気付けばホームセンターへと向かっていました。


うさぎさんの展示コーナーにこうしの姿はなく、案内されたのは店の裏の方

売れ残ったためバックヤードにいました

何とも薄暗い場所で、こうしのゲージには【6,480円】という値札が貼られていました。


『柄が変わってるからかな、売れ残っちゃって』


淡々と話す店員さん・・・その間、ずっとこうしの顔を見ていました。

うさぎさんをじっくり見たのは、いつぶりだろうか?

おそらく小学校で飼育していたうさぎさん以来だろうか・・・

しかし、私にはこうしのその目がすごく寂しそうに見えました。


この時、改めて動物の生態販売について深く考えるようになりました。


後に出会うことになる、ロップイヤーで赤目の雪七(せつな)愛称:トナ(享年7歳10ヵ月)

うさぎさんとは思えないほど人懐っこく、とにかく猫のことが大好きでした。

性格も温厚で、常に私たち家族を癒してくれました。

いつもと変わらず元気に過ごしていたある日

保護猫施設にやってきた方が、私が見ていない時に

急にトナを高い場所で抱っこしてしまったのです


トナはビックリして高い場所からジャンプしてしまいました

うさぎさんは犬や猫より骨が非常に脆く、高い場所で持ち上げることをしてはいけません

病院を受診しましたが、トナはその数日後に虹の橋を渡りました


昨今のペットブーム、そしてコロナ禍の影響から

うさぎさんを家族として迎え入れる方たちが増えました。


年々うさぎさんを家族として迎え入れる方が増えてる一方で、

うさぎさんの飼育についてはまだまだ世間の皆さんに認知されていないのが現状です。

それと同時に、人間の都合により【飼育放棄】されるうさぎさんも増えています。

ペットショップ等で販売されているうさぎさんの生態販売価格の相場が1万円~4万円くらいと、犬や猫に比べるとかなり低価格のため、安易に手が出しやすいというのも原因です。

【鳴かないから】【飼いやすいと思った】【思ったより懐かない】【家電のコードを齧られたからもう飼えない】

うさぎさんの平均寿命は8年です。

適切に飼育できなかった場合、2歳未満で亡くなるケースもあります。


本来であれば小さな体以上に大きな存在感で私たちを癒してくれる

ーー 大事な家族たち ーー


うさぎさんを始め、エキゾチックアニマルと呼ばれる動物たちは

犬や猫よりも慎重に飼育をしなければいけません。

例えば、大人の猫さんが一回柔らかいウンチをしたとします。

飼い主さんによっては【次のウンチが出るまで様子をみよう】と判断される方もいらっしゃるかと思います。

しかし、エキゾチックアニマルについては、この【様子見】という判断をしてしまうと、直で死につながります。

普段と少しでも違う様子があれば病院を受診することが必要です。

また、エキゾチックアニマルについては、受診可能な病院自体が少ないのです。

そして、医療費も犬や猫に比べると高めに設定されています。

これらの事情も深く知られていないのが現状です。


人とうさぎさんがより良い関係を築き、お互いに大切な存在になれますように・・・

活動にご理解、ご協力頂けると幸いでございます。